セキュリティ心理学 サイバーセキュリティ月間 報告概要






2021年 3月12日(金)

  * 10:00〜11:20
  テーマ セキュリティ心理学から地政学を考察する

  報告者 内田 勝也
  概 要
   地政学への関心が高まり、サイバーセキュリティ分野でも、『脅威インテリジェンス』や『セキュリティ地政学』と言う言葉が聞かれる。しかしながら、地政学的リスクをサイバーセキュリティやセキュリティ心理学等の分野で考えると、多くの碩学の理論も大切だが、ネットワーク時代では、『インテリジェンス』(情報収集、分析、報告)の重要性を感じる。 当然ながら、インテリジェンスでの多くの情報は公開情報であり、広義のソーシャルエンジニアリングの活躍舞台でもあると考えている。  インテリジェンス:情報収集で、『予兆』を見いだす事ができれば、サイバーセキュリティでも同じ対応、即ち、孫子の言う『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』であり、『戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり』を実践することになる。  ここでは、いくつかのセキュリティ事案を考察し、サイバーセキュリティ心理学から地政学を概観する。